水族館計画の問題点4~6

4.運営に当たる市の費用負担

  • 市は水族館建設にあたって、「京都市の直接的な財政負担を伴うことなく」と説明。「駐車場の建設」については一切触れられておらず、この水族館建設にあたって、市からの出費は一切ないと読み取れる。
  • しかし市長が議会にて「緑化駐車場を作る」と発言(市が作るという趣旨)。→住民説明会でも市が作るという前提で説明があった(2010年3月22日)。
  • 同説明会で「駐車場の整備・運営を市が負担するのか?民間に委託というが、どの会社に委託するのか」という質問に対して、市は明確な答えをせず。
  • 下水処理について、排水は市の下水道を通って稀釈する処理をする(市の明確な説明はない)。下水処理は市の税金で行われる。
  • 水族館横の通学路が1.5mのところもあり、「通行量が増えるがどうするか?」と市民意見に関して、市は「道路を拡張整備する」と言った。これは水族館が出来るから必要になった拡張整備。出費は確実にある。
  • 公共交通機関(バス)を整備するとしているが、その費用は市が負担することになる。
  • 水族館が出来たとして、経営が立ち行かなくなった場合、オリックス不動産はきれいさっぱり更地に戻すとしているが、整備した駐車場や交通機関はどうなるのか?費用は弁償してくれるのか?

→実際、市からの出費はいくらなのか。当初は一切寄与しないとあったが、市長の答弁によると、全く民間に頼ることではないようである。結局いくら出費するのか。市民が受け取る情報は二転三転していると感じる。説明不足・説明不備・計画の不完全さが感じ取れる。

5.説明会の問題点

  • 住民への説明会はオリックスが3回、市は1回のみ(2010年3月22日現在)。
  • 市民はもっと説明会をするように要望。
  • 市は京都市民を対象に説明会を主催(2010年3月22日)したが、告知は梅小路公園周辺の一部学区の回覧板、京都新聞での小さな記事のみ。 公園のある下京区の住民でも説明会の存在を知らない人がほとんどだったのでは。
  • 市の回答は「これから考えます」「今後検討します」という発言が多く、市民への回答はほとんどが先に持ち越された。

→説明会といえど、市民は納得していないし、説明会の存在すら知らない人が多い。 このような状況で、市は説明責任を果たしていると言えるのか。第三者委員会でも説明をすることが求められている。

6.近隣の住民環境の問題

  • 年間200万人(一日平均5千〜6千人)の入場と言えば、地域の避難訓練の時の人数のようなものだ(地元の意)。
  • 市は車での来場を抑制し、京都駅、市バスを利用するように促すが、京都駅からの道は狭く歩道もない。一方通行の細い道も多く、危険ではないか。
  • 最寄りのバス停周辺の歩道は狭く街路樹もあり、自転車が通るだけでも危ない時がある。またバス停周辺には病院もあり、年配者の人通りも多い。これ以上人通りが増えると危険ではないか。
  • つまり、公共交通機関を使用することで、住民の安全が脅かされるのではないか。
  • 他の地域で、大きな施設を作ったことにより、その場の治安が悪くなった事例が報告されている。梅小路公園の場合、近くには小学校もあり、親御さんは不安に思うのでは。事が起こってからでは遅い。市やオリックス不動産から対策の提言は一切無い。

→水族館が出来た場合、住環境の変化は少なからずあるはずだが、市はそれを説明せず、水族館のメリットばかりを並べ立てる。住民の不安はつのるばかり。しっかりとした説明を!